過去の日誌9/17〜30 
なお、リンクは新規アップロード直後の物なので切れていたり変更されていたりすることがあります。ご了承ください。

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9月17日 長いのでご注意
車内放送で目が覚めた。浜松駅だ。
到着前後だけ車内灯が点いた。

0545掛川駅到着。
雨は降ってない。うむ。いい感じだ。

トイレで洗面を済ませてSuicaで改札をくぐる。むぅ。次の電車まで30分以上あるよ(逝)

ホームでぼーっと待つ。0637の沼津行に乗り込む。211系と313系の6連だった。6時台の電車にしては結構人が乗ってる印象。つかクラブ活動か何かの学生共がPSPやっててうるさい(逝)お前らなんて負けてしまえ(逝)

2駅乗って金谷。霧雨になっているが空はまあ明るい。帰りに備えてSuicaにチャージして改札を出た。
大井川鐡道の金谷は独立していてJRの駅舎を出て右手にある。

外から見たら駅舎内のシャッターは全部閉じていて、やあ、フリーきっぷが買えないぞ、と思ったけど改札はちゃんと開いていた。

割引のフリーきっぷを所望したら
「え、この電車乗られます?」
と怪訝そうな顔。発車まで1分だったよ(逝)諦めて次の電車にする。電車がまた1編成しかない元京阪3000系だから結構後ろ髪。
あと、記念に新金谷までの硬券を1枚所望。

静岡県内の施設に宿泊すると大井川鐡道のフリーきっぷが半額という県のキャンペーン(PDF形式)が9月一杯なのだ。これはもう行くしか、と思った一つの理由である。あ、大井川鐡道だけではなく、伊豆箱根鉄道とかでもキャンペーンは実施されている。

井川線までフリーとなる大井川・あぷとラインフリーきっぷを調達。所定5500円が2750円だ。千頭まで片道1810円であることを考えるととんでもない破格である。ビバ静岡県
ただし、大井川鐡道のフリーきっぷは金谷で出場できないルールで、有効期間内でも金谷の改札でフリーきっぷは回収されるのだ。で、改札氏に疑問をぶつけて見る。
「ホームで折り返せば問題ない?」
答えは、問題ない、だった。だったら何も気にしなくていいって事だ。もともと金谷の駅前って市街地じゃないので市街地に入るために金谷の改札を出る必要はないのである。

で、0736発千頭行に乗り込む。主力の元近鉄16000系である。この電車にも思い入れはあって、大学時代、ついぞ乗ることがなかった南大阪・吉野線の特急車だ。やっと逢えたね、って感じだ。まあ、まだ同型の車輌が普通に現役なのだけど。

ところでこの電車だと千頭着が0849。予約してるSL急行が1002。

……間に合わないじゃないか(逝)

というわけで途中で折り返す戦術に出る。というかこの辺は時刻表見ながら適当である。

車窓に大井川が広がる。前回東海道本線から見たような濁流だくだくではない。いいなあ。クルマからも眺められるけどぼーっと眺めるのは鉄道からに限る。

風情のある駅として呼び声の高い家山で折り返すことにした。0808着。霧雨だ。

家山は確かにいい感じ。
なぜかオハ35が1両だけ留置してあるとかもなんか雰囲気がある。駅舎の広告も時代を感じさせるものだ。なぜか佐久間町観光協会の広告があったりする。そりゃ静岡県だけども。

ミニストップが徒歩8分かあ。行ってみようか、と思ったところで雨が土砂降りに(逝)この状態で徘徊はろくな事にならなさそうな感じなので諦める。

0829発の金谷行に乗り込む。雨の中やってきたのは元南海の21000系だった。
この形式は同型のロングシート編成に小学校の林間学校の時に乗ったことがある。そしてものの本には同型に転換クロスシート仕様があると知ってずっと乗りたかったのだが叶わなかったのだよなあ。
ロングシート仕様には一畑電鉄で再会できたので次はぜひ、と思っていた。もちろんURO2で既に見てはいたのだけどそこはそれ、やっぱり乗りたいじゃないか。

で、この転換クロスシート、低い(逝)なんかやたらと低い。ちょっと不思議。ひじ掛けのデザインとかものすごくクラシカルだ。昭和33年製で飯田線オフの時に乗った長野電鉄2000系や富山地鉄14710系より古いのだから恐れ入る。

肘掛けのデザインがまたクラシカル。

0855新金谷着。雨は上がっていた。というか山の方だけ降ってるのかも。
構内にはSLの煙の匂いが漂っている。いいねいいね。さっき通った時にはまだ留置中といった風情だった編成もいぶき501のパンタが上がり準備中という感じだ。

駅前の喫茶店で朝食にする。モーニングをオーダーしてテレビを眺めていたら外は土砂降りになっていた(逝)なんだかなあ。

モーニングはハムエッグとトーストにミニサラダ。さくさく食べて駅に戻る。ふと振り向いたらタブレット。あまりにも無造作にぶら下げてあって驚いたよ。

0934の金谷行は朝乗り逃した元京阪3000系だった。危ない危ない。この電車、折り返しが新金谷止めってことは入庫じゃないか。朝しか走らないのかも。
新金谷の車庫の一角では真新しい転車台の設置工事の真っ最中だった。出庫準備中のSLにはさよならバック運転のヘッドマークがついている。いい記録ができそうだ。

1駅で金谷。0942着。

新金谷行だけど標識は千頭行のまま3000系は折り返していった。

金谷のホームでしばし待つ。
日が照ってるが山の方は変わらず雲が厚いなあ。

ED501にエスコートされSL急行がやってきた。


手元の指定券は1号車でやったぁ、と喜んだが最後尾じゃん(逝)
車輛はスハフ42。乗りたかった車輛だ、がまた後ろ向きか(逝)
窓枠には、この車輛が国鉄にいたころに刻まれたであろう、岩沼市だの岩手県だの傷が遺っていた。

金谷のホームは5連でもはみ出してしまう。SL列車を新金谷発着とするのはそのあたりへの配慮もあるのかもしれない。

1002汽笛とともに出発進行!ゆっくりと走る。

新金谷でED501を切り離した。

福用あたりで雨が本降りになった。
家山、下泉と停車していくたびに下車客が。ほぼ満席だった車内に結構隙間ができた。

乗客専務の腕章をした車掌氏が沿線の案内をしたり、ハーモニカを披露したり車内はけっこう賑やかだ。
まだ見てないが今日はC11190が先頭に立っているそうだ。九州では御召し列車も牽引したことがあるというカマである。千頭で撮影しよう。

乗客専務氏より大井川鐡道のオフィシャルガイドを調達した。1126千頭着。

まずはSLを撮影し、井川線のミニ列車を撮影。ここらで雨が激しくなってきたので屋根の下に避難。

駅そばやさんで冷やしおろしそばをすする。大根おろしにわさびが効いてなかなかおいしかった。

雨が小止みになったので駅前に出てみる。やっぱりお茶のお店が多いなあ。時計をみると1200を過ぎていた。井川線の列車がそろそろだったか、と時刻表を確認したら1214。それでは、と、駅前をほんのちょっと離れてみる。

大井川を渡る川根大橋の上から濁流と一緒に井川行列車に向けてシャッターを切った。

駅に戻ると1247発の金谷が到着している。16000系だ。発車までの間に売店で汽車弁当を調達して来た。汽車に乗らずに汽車弁当(逝)

1247出発。
出発と同時に開いた汽車弁当をもりもり食べる。うん。おいしかった。

    

駿河徳山で2本目の下りSL急行と交換。C5644に向けてシャッターを切った。

神尾で下車しようと思っていたのに何か天気が微妙なので結局新金谷まで戻って来てしまった。
駅近くでうろうろする。URO2の時に見つけて気になっていた茶コーラを試してみる。
うん。グリーンティー(甘いやつね)を炭酸にしたような感じ。見た目ほど変ではない。

とかやってたらすごい雨。駅の外をうろうろしてなくてよかったよ。

待ってたらあっさり小止みになった。こんな猫の目天気と、雨だけと果たしてどっちが諦めがつくだろう。

金谷で折り返して来た1429の千頭行に乗り込む。雨が本降りでないことを確認して1442神尾着。
到着した電車は上り普通の交換待ちでしばし停車。やってきたのは元京阪3000系だった。

さて、駅から見えたタヌキの置物がいいなと思って下車した神尾だが、ここほとんど秘境駅だ(逝)他の駅のように単なる無人駅ではなく簡素な屋根付のベンチが構内踏切を渡った先にあるだけで、ホームには屋根もベンチもないぞ(逝)

もう一度踏切を渡ると何やら舗装されている道に出るからここが駅前ロータリーになるのか。一応クルマで来れることは来れそうだが、駅自体には何もないぞ。駅前ロータリーには自販機はおろか駅前の看板もないし。

ごうごうと濁流になりつつある大井川の流れと、つくつくほーしやみんみんぜみの蝉時雨。そして雨音。
川向こうには県道だか国道だかがあり、採石場で作業している音が聞こえたりもするのだけど、何もない感は味わえるな。いい駅だ。

と、思ったら。ノートだ。ノートがあるぞ。これは……痛い駅だ(逝)なるほろ。そういう駅かぁ。

1527の金谷行を見送り、1552の千頭行に乗り込む。晴れてればともかく今日はもう下車は厳しいかなあ。車輌はさっき見送った元京阪3000系だった。

福用でC5644のSL急行と、家山でC11190のSL急行と交換。バック運転にヘッドマーク付をカメラに収めた。C5644の方は多分ぶれてて使いものにならないけど。

雨がもう止まない。気温と湿度が高いから窓の外側が曇ってしまっている。どうしたもんかなあ。
もう、この辺で途中下車するのはちょっと億劫だ。

……井川線ちょっと行って帰ってできないかな。この電車の千頭着が1654。井川線は……1658じゃないか。やればできるじゃないか(何が)

1654に千頭着。井川線乗り場に行くと車掌氏が
「どこまで行かれます?」
と問うてくるので
「どこまで行けますか」
と質問で返す(逝)車掌氏の意図は簡単でこの列車は奥泉行なのだ。表示は井川のままだけど。そして奥泉まで行くと帰って来れないのである。だからどこまで行く分には折り返せるか、なのだ。

そして車掌氏は駅長の質問返しの意図をすぐに汲んで、
川根小山で最終の千頭行とすれ違いになります」
とのこと。んじゃそれで行きます、と乗り込んだ。6両くらいつながった編成の一番前に運転士氏と駅長と車掌氏の3人。後は無人(逝)

奥泉行の最終列車はごとごとと千頭を出発。踏切では柔らかい音程の電気笛が吹鳴される。
乗客は駅長一人であることがたぶん最初から判っていると思うのだけど車掌氏は律義に放送設備を使ってアナウンスをしていく。
ただ、
「千頭方面へお帰りになる方は川根小山で最終の千頭行列車とすれ違います」
と付け加えたのは見事な案内だろう。まあ、1800前に千頭に帰れるということはちっと遅くはなるが大阪も東京にも帰れるって事だ。多分。珍しい行程ではないと思う。

たぶん天気のせいだろう。妙に薄暗い森の中を進んでいく。

川根小山1721着。ヨーロッパの列車のようにステップを活用してほとんど地表のホームに降り立つ。
車掌氏がていねいに
「こちら、通路がないので……」
と線路を横断するルートを案内してくれた。雲のせいかもう薄暗い。

ところで、みると構内踏切を列車が見事に踏んでいた(逝)
ほどなく千頭行最終の列車がやって来た。自分でドアのラッチを開けて乗り込む。この列車も無人か、と思ったがもう一人乗っている人がいたよ。

ところで、今日1日ずっと大井川鐡道に乗っていて思ったのだけど、職員に若い人が多い。運転士士や車掌氏にである。いいなあ。羨ましい。もちろん、鉄道自体の行く末など不安はあるだろうし、何より人命を預かる仕事、気楽ではないだろうけども、やはり鉄道の仕事というと憧れがある。

1743千頭着。また小雨が降り出してるな。

傘を差してぽくぽく歩いて民宿茶どころまで7分くらい。上りなのがちょっと辛い、というか噴き出る汗が辛い。

宿に到着して案内された部屋は7畳半の部屋。トイレ風呂は共通。
浴場は温泉のものとそうでないものがあるようだが使い分けられているのかどうかが分からない。
「お風呂はこちらです」
と温泉の方を言われたのみである。

夕食は放送でご案内とあったので食事前に一風呂、といかなかったのが少し残念。まあ食事が大体何時から、と訊けばよかったのではある。

夕食は1830。
もりもり食べる。目の前で火を通すきのこのバター炒め。シイタケがふわふわで美味だった。3杯飯で打ち止め(逝)

食後に水分を調達に外出。少しくだったところにあるコカコーラの販売機が最寄りのようだ。お茶と水を調達して戻る。
部屋に冷蔵庫がないのが残念だがぜいたくばかり言ってもしょうがない。

風呂に行く。男女共用ならカギをかけてはいるべきか。いや、入ってきてくれたらそれはそれで嬉しいけど(逝)

泉質は柔らかいお湯で無臭のようだ。ぬるめだけど源泉が30℃程らしいので加温した結果がぬるいのだろう。暑かったから心地いい。

あまり温泉ぽくないなと思った。源泉が出るらしい蛇口が真っ黒なのがちょっとその雰囲気を出しているかな、という程度だったが。

部屋に戻ったらすごい勢いで汗が吹き出した。地球のエネルギーおそるべし。

涼みながらVAIO Xを起動し日誌編集を。今回は日常分なので手間はない。帰宅してから更新するつもり。
さすがにこのあたりはWILLCOMは圏外。でもsoftbankはもちろん圏内なのでWS027SHで問題なし。

風呂は2200までらしいので2100を過ぎてもう一浴び。ざっと浸かるだけで十分。

布団を引いてだらだらする。日誌を補完しておかねば。

2220、眠気が来たので消灯。あ、昨日から今日の行程はこんな感じ。まあ、行ったり来たり。


9月18日 長いのでご注意
開けていた窓からどかんどかんと轟音が入って来て目が覚めた。なんだなんだ、と思った次にSH001がアラームを鳴らしたので0600だと解った。

で、晴れてる。青空だ。望んでいたとおりの美しい青空。

お願いしておいた朝風呂はちゃんと沸いていたので堪能。温泉だからいっぱい入りたいではないか。

0720朝食。
時刻的にこんなもんだろう、と思っていたら駅長が一番遅かったよ(逝)観光目的とビジネス目的の宿泊客が半々と言った感じだ。

焼き鮭がおいしかったのでお茶漬けで2杯行っちゃえ(逝)というか、お茶の名前を冠している宿だからお茶漬けはむしろ基本では(逝)

0815出撃。デイバッグはおいて出て来たのでカメラバッグだけで身軽だ。傘もカメラバッグの中に折り畳みが入っているので宿に置きっ放し。

青空の下、千頭駅までぽくぽく下る。
千頭の窓口で、あしたの上りSLについて確認したがまだ不明とのこと。むう。

本格常用を控え、ピカピカに整備された登録有形文化財の転車台を撮影したりしていたら整備を終えた列車がホームに入換で入って来た。昨日千頭から乗車したのと同じ編成だ。一番後ろの5両目に陣取ることにした。後ろのディーゼル機関車のサウンドも楽しもう。

発車前に車掌氏から特製栞を調達。使用済み硬券を再活用した手製の品である。50円とひどくリーズナブルなのでお土産にもいい。車内には、新聞が積んであった。接岨峡温泉へ届けられるようだけど、この列車が接岨峡温泉に到着するのは1000過ぎだよ。すげえ。

0855出発。発車の段階で最後尾の5両目には駅長とあと2家族。さすがに各車両に2組くらいの乗車はあるようだ。ただ、朝一ならこの程度で行けるのならドリーム号からの乗り継ぎ、弾丸ツアーとして組む価値はありそうだ。
川根両国で交換、と思ったらDD20単機だった。客車を迎えに行くようだ。単機回送は初めて見たよ。

列車は急カーブを車輪を軋ませゆっくり進んで行く。

0924奥泉着。寸又峡温泉へのバス路線が発着するこの駅で結構な乗車があり駅長の乗った車輛の座席は8割方埋まったようだ。
地図や車窓を見ると、何事もなかったように道路が並行して走っている。しかし、始発駅千頭から30分ほどのこの奥泉までの区間についても、生活道路が開通したのは20年ほど前だという。昭和から平成に変わる直前(直後かも)まで、さっきみた道路は存在せず、井川線が生活物資を輸送していたという。

アプトいちしろ。このエリアからしばらくが長島ダムの建設に伴い線路が付け替えられた区間だ。
非電化の井川線だが、この区間は付け替えの際に電化された。そしてダムの手前で一気に登り切ってしまうように線路が敷設され直したために発生した急勾配を克服するためにアプト式が採用された。
このための補機をここアプトいちしろで連結するのだ。
ところで、当然のことだが、電化されているのはこの区間だけなので、補機についてはアプトいちしろ〜長島ダム間に封じ込められている。

かつての横川のように、補機の連結風景の見物に人が集まる。今日の補機はED901だった。ゆるゆると近づいて来たED902はちょん、と無衝撃で連結して見せた。お見事。

 大きさが全然違うところも注目点。

スイス国鉄から送られたというホイッスルを谷間に響かせて出発。ゆっくりと勾配を上って行く。勾配が厳しいのは判るんだけど、ラックレールの響きとかよく判らないね。機関車の走行音とかDVD買ったら収録されてたりするのかなあ。

長島ダムでED901を切り離す。
出発したらすぐにトンネル。トンネルに入る時にはあった架線がトンネルを出る時にはなくなっていた。しばらくは付け替え区間を進む。長島ダムによって作られた接岨湖がトンネルとトンネルの間に見え隠れする。
余談だが接岨湖と言う単語、ATOK2011に入ってなかった。接岨峡、はあるのだけど接岨、が単語にないのであった。

ひらんだ。駅の下を流れる沢はもう澄んでいた。それだけにダムが茶色に濁っているのは残念である。
接岨湖へのアクセスによさそうな駅だな。接岨湖はカヌーの競技などによく使われているようだ。今日も濁った湖面を進むカヌーが何隻か見えた。

奥大井湖上。接岨湖を横切る鉄橋は湖の上に残った小島を通るが、そこに駅を設けたのだ。結構な下車客がいた。
列車によってはこの駅で10分くらい停車するがこの列車は残念ながら対象外である。
なお、この鉄橋はレインボーブリッジという通称が付いているがこれはパクリではない。東京の同名のそれの方が後からなのだ。

レインボーブリッジからは井川線の旧線路が見える。20年ほど前はそちらが現役だったのだ。ダムの建設という事情の下とは言え、残念である。そして、たった20年前の出来事なのだ。そちらも体験しておきたかった。

接岨峡温泉到着。
ここで上り千頭行と交換。下車客と上り列車に乗り換える客が結構いて、駅長の乗った車両の乗車率は4割くらいになった。
なおこの上り列車は接岨峡温泉始発である。井川始発は駅長が乗って行くこの列車の折り返し1112が始発である。すげえ。

車内で本日の行程を練る。この感じだとこれでいいか。
それにしても、井川線。
窓から入る風。ディーゼルの響き。車輪とレールか谷あいに響かせる歌声。これが今残っていることは奇跡ではないか。この奇跡をこの身で体験出来ることに感謝を。
願わくば末長く残るように。

尾盛
熊出没駅として名高いが今はまた下車出来るようになっているようだ。
車掌氏が
「お客さん降りるんじゃなかったっけ?」
と駅長に。いやいや降りそうだけどさ(逝)それはもしかして駅長を熊への生贄にしようとする罠か(逝)

もちろん降りない。降りるとすれば完乗してからだ。

関の沢鉄橋で一時停車。高いけどこれくらい高いと怖くないな。むしろ停車と発車の衝撃で揺れるのが怖い(逝)

ここで2枚目のCFが一杯になった。残りは2GBが1枚。えー足りないんじゃないの。……そういえば1度も使ってないMSが1GB分あるな。これがあれば何とかなるか。なってくれ(逝)

井川の手前で緊急停車。まあ速度がそれほどでもないので急停止というほどのものでもなかったが。車掌氏と運転士氏が業務連絡を流し、やがて、倒木が線路を塞いでいるという放送があった。
ただ、さほど大きいものではなく運転士氏と車掌氏がえいやと線路外へほうり出して運転再開である。すーげえ。

1048井川着。
さて、ダムとかいろいろ見て回るところもあるけど、今日はそのまま折り返すことにする。
車掌氏に
「この列車で戻りますんで」
と声をかけたら
「ぁ、それで尾盛で降りる?」
と言われる(逝)誰だそんなこと言ったのは(逝)

ホームは1面1線。それ以外にトンネルに突入していく謎の線路が。ここは終着駅では、と思ったがあとで調べるとこの先に貨物線が1駅伸びているらしい。ただし営業休止中である。しかし線路はちゃんと残っているのだそうで、見てみたい気もする。

狭い駅前を見る。
売店があり、お弁当があるらしいので所望。どこかから届けてもらうらしい。数分で届くとのこと。待っている間に暖かいお茶をいただく。井川線沿線で栽培される井川茶らしい。野性味ある味、と言っていいのかわからないけど少し硬めの味がした。煎れ方か、葉の味か。

待っている間に窓口で閑蔵までの乗車券を1枚記念に所望する。尾盛までの方が面白かったかなあ。

暖かいしいたけ弁当800円なり。

1112千頭行で出発。
列車は来た道を同じように歌いながら下って行く。上り列車は関の沢鉄橋で一時停止してくれなかった。とはいえ徐行してくれたのでスリルは満点である。

接岨峡温泉で下り井川行と交換。下り列車は機関車込みで4両とちょっと短めだった。
ホームにはけっこう人がいる、と思ったらみんな下り井川行に乗る人のようで意外。

長島ダムで補機を先頭に連結。今回もED901。でも運転士士はさっきと同じ人。ちょっと野月さんぽい(逝)

長島ダムを下る列車からの撮影を堪能。90/1000の標識も撮影出来たぜ。

1219アプトいちしろ着。下車。
ED901の切り離し後、出発して行く列車を見送る。

駅舎には待機しているED90の運転士氏はいるけど、列車がいなくなったら、この駅も静かだ。蝉の鳴声の中、夏の残滓を含んだ太陽が照りつける。

駅の近くには大井川発電所がある。
遊歩道があるらしく、駅舎(乗客用のエリアはやたら狭い)には遊歩道用の懐中電灯があった。どんな遊歩道なのだろう。

駅近くをうろうろするとまくらぎが山積みされているのを見つけた。これ、アプト用まくらぎだね。

 ラックレール固定用の穴がポイント。

30分ほど待ってやって来た下り井川行に乗り込む。やあ、満席だ。やっぱり井川線をじっくりやるには朝一と想定したのは正解だろう。

駅、90‰を楽しんで長島ダム下車。
あ、切り離されたED90は坂を下って行ったよ。引上線があるのに何でだろう。

上り千頭行きを待つ。待ち時間は40分ほど。アプトいちしろと違ってここはちゃんとした駅舎もあるので、駅舎で昼食にしよう。ただし無人駅ではある。

もちろん先程調達したしいたけ弁当。

開けて見ると、わあ、いわゆる煮しめをご飯に乗せた、って感じだ。よく煮込まれたしいたけや山菜がおいしい。量も適当だ。いいね。

食べながら時刻表を眺める。なるほど。次の列車は長島ダムで列車交換なのだな。今ここでアプトいちしろまで機関車を回送しておけば長島ダムに機関車を1台滞留させずにすむ。

と、思ったら、やって来た接阻峡温泉行はED90のプッシュプルでやって来て驚いた。1両はこれから乗車する千頭行をエスコートするが、もう1両はしばし滞留するのかも。

しかもよく見たらこの接岨峡温泉行、DLが前に付いてるじゃないか。そしていちばん後ろは客車で展望車状態である。
てことは。この接阻峡温泉行は臨時なのでおそらくクハ60の運用が足りないのだろう。で、DD20の井川方にはED90の総括制御機能がないのでED90がプッシュプルになることでこの区間を通過させているのではないか。

で、下ってきた3両の千頭行はさっきよりも混んでいてほぼ満席である。そこに見える空席に行くのは簡単だけど、戻るのも面倒だ。1駅を立って移動しよう。たまにはそんなのもいい。写真を撮り倒しておいてよかったよ。

で、も一度アプトいちしろで下車。どうも、さっきのプッシュプルの下りが遅れていたようで下車客以外はホームに降りないようアナウンスがあった。

お、保線係員氏が線路沿いに歩いて降りて来たよ。さっき駅間で見かけた方だ。意外に早いな。
30分くらいで歩けるもんなんですか」
と声をかけてみた。
「いやいや人だったら下りは15分くらいでも歩けるよ」
と保線氏。それだけ90‰を下る列車がそろそろ走っているということである。

ん、なんか谷あいにタイフォンがこだまするぞ。これはもしかして、と思ったらビンゴ。ED901が単機で下って来たよ。

そして次の井川行。
あれ!今度はED90が901と903の重連で上って行ったよ。

「今日は臨時が走るでな」
と先程の保線氏が声をかけてくれた。ん、臨時?
「井川にあるDBとトキを最終の後に下ろすんだ。なんで、DDを1両上げたんだけどDDを2両にしたらED単機じゃあげれんもんで、重連になっちまった」
え?DD重連だったの?気づかなかったよ(逝)確かにエンジン駆動音が長く聞こえた気はした。

休憩中の保線氏に少し話を伺うことが出来た。と言っても雑談だけど。同じ山岳トロッコの黒部峡谷鉄道に今年行ったというといろいろ訊かれた。システムとかに興味があるのだとか。
また、今回の井川線全線開通もまず開通ありきであったとのことで線路の草などがそのままだと悔しそうに話してくれた。

それにしても、その臨時列車は気になるなあ。でも川根両国に到着が1900前後かあ。上り最終の後、だから当然1駅歩いて戻ることになる。興味あるけど厳しいな。

そうそう。α700の設定をCFからMSを使用するように変更するのに手間取る(逝)メニューにないはずないのにそれが見つけられず焦る(逝)というか、溢れたら使ってない方に自動的に変更するくらいの芸は持つべきだろう。何とか変更できた。1GBで39枚か。無駄撃ちしなければ何とかなるか。

そして少し遅れて千頭行がED90重連にエスコートされて下って来た。客車3両なのでなんともぜいたくな編成である。

3連なのでちょっと心配だったけど結構空いていて大井川沿いでない方にはあっさり座れた。恐らく、井川から戻ってくる列車は激混みなのだろう。午前中に集中して回ってしまう今回の手法、成功だと思う。
件の保線氏も乗り込んで別の席で休憩しているようだ。

駅長も車内でだらだら。いやあ、汗かいた。

保線氏は川根両国で降りて行った。お疲れさまです。

1517千頭着。2分ほど延着となったか。到着後、めったに見れないはずの運転台のない最後尾を撮影したところで、2GBのCFの残量がなくなった。

さて、この時間から井川線に乗っても戻りの列車が混雑してそうだし、駿河徳山が最寄りの道の駅フォーレ中川根に行こうと思う。

で、すぐに接続する列車がSL急行。どうしようか迷ったが編成にスハフ43が2両もぶら下がっているのを見て決断。560円の急行券を所望する。次の普通が1610だというのもある。

 小窓がずらりと並ぶのが特徴。

スハフ43の6、7号車は売り切れらしく、選択できないとのことだったけど、駿河徳山までは1駅だから今乗ってないなら差し当たって座っていてもいいということだ。

 スハフ43車内。回転クロスが並ぶ。

1523汽笛とともに出発。
バック運転がラストであるという記念乗車証をいただいた。これだけでも560円の価値があるってものである。

しばし楽しんで駿河徳山下車。
出発していくC11190を見送って改札へ向かう。しかし、この駅もいい感じだなあ。

駅前に出たら町営バスがいた。道の駅へ行くということなのでいったんドアを閉めたところ開けていただいた。

バスは駅を出発するとのろのろと集落を行ったり来たり。こりゃどんどん回り道するかな、と思ったけどそのあとは割とあっさりと着いた。運賃は200円だった。

わ、茶茗館は人で一杯だよ。

で、お茶の提供は1630まで。あぶない。急行券けちっていたらアウトだったよ。お茶は玄関から向かって右手のホールでいただくことになった。特に問題なし。庭でのんびりするのはURO2のときだけでいい。

そして浅蒸しと深蒸しのおくひかりの飲み比べ。今日はお茶菓子が桔梗だった。いつもお茶羊羹ではないようだな。

にしてもこのお茶の一煎めはいつもすごい。濃いだしを飲んでるような気分になるよ。深い。深いよ。お茶。

そして今日はお湯のお代わりもいただけた。一杯(たくさんという意味だ(逝))楽しんじゃったよ。

建物を出たところで電車の音が対岸から。慌ててカメラを構えるとやって来たのは元京阪3000系だった。

敷地内の物産エリアでもお茶をいただく。この時期は冷茶なんだね。さっぱりとしていてこれはこれで実にいい。お茶の話をしつつ、10gのお茶を2つ調達した。涼しくなったらじっくりといただくことにしようか。

1707に駅の方に戻るバスがあるのは確認済みだが、歩いても10分程度だと聞いているので帰りは歩いてみよう。
大井川を歩いて渡る。よく考えたら歩いて川を渡るのはこの旅行ではこれが初めてだ。

暮れ始めた夕方の青空の下、さわやかな川風に吹かれて歩いているとたまらなく癒された感じ。いいよ。いいじゃないか。

確かに10分ほどで駿河徳山の駅が見えた……踏切が鳴動を始めたよ。さっき上りが行ったから今度は下りだ。わーこれ逃すと結構まぬけではないか。あわてて駅前通を全力疾走して駅舎に飛び込んだ。駅員氏には
「フリーきっぷ持ってます」
と伝えてやって来た電車に駆け込んだ。

やって来たのは元近鉄16000系。あ、これ座席がリクライニングする。いくつか異なる仕様の車両がやって来てるって事か。気づいてなかったよ。

で、この電車の千頭到着時刻を考えると、昨日神尾から乗った電車と同じか。てことは、またまた井川線の最終に間に合うなあ。が、何か、昨日乗ったあの異次元列車のような雰囲気はもう味わえないような気がする。なら、ちょっと違うことをしてもいいな。

あ、URO2で一度覗いたきりの道の駅奥大井音戯の里に行ってみようか。
1654千頭着。昨日と違って青空だ。夕日が見えない、伊那谷や、飛騨路、木曽路と同じ夕暮れである。

改札を出て、いつもはさんごちゃんを駐車する駐車場の方へ向かう。

……1630で閉店してたよ(逝)ま、これはこれで仕方ない。明日来るかな。

で、残りの時間をどうするか。
明日ちょっと撮影したいポイントが本当に使えるか下見してみようか。

さんごちゃんで走ったことのある道をのんびり歩いて大井川にかかる橋に着いた。お、ここここ。歩道が別になっているので安全である。

西を向いてるから今は逆光だけど朝とか昼間ならいい感じじゃないか。ただ、鉄橋に工事用の手摺りが取り付けられてしまっているのがちょっと残念だ。

L-04Cの時刻表を確かめると、さっき乗って来た電車がそろそろ折り返す。その20分後くらいに下り電車が到着する感じで効率が良さそうだ。後の電車の千頭着が1743だから昨日千頭に戻って来た時間とほぼ同じタイミングだしいい時間に宿に戻れそうだ。ちなみにMSの残りはあと12枚(逝)まあ、何とかなるだろう。

金谷へ戻って行く上り電車を撮影。それにしても露出に苦労させられる。空の明るさに引っ張られるならまだしも背景の林の暗さに引っ張られて露出オーバーになるのだ。というか全体的に露出が1EV程度オーバーな気がしてならない。点検に出した方がいいのかも。ただ、デジカメのメリット、空撃ちで露出チェックできるのはありがたい。

オートだと露出補整が面倒になったのでついにモードをマニュアルに切り替える。オートでよさげだった露出でシャッターを切ってみると、うん。やっぱりこの値か。

という感じで待ち受けてやって来た下り電車へシャッターを切った。やって来たのは元南海21000系だった。これで一応電車は全部走行写真を押さえたことになる。あ、ずいぶん走ってないっぽい元近鉄420系は別として。

さて、明日ここに来てどういう感じになるかなあ。
一応の明日のダイヤを組んでみる。朝、気になっていた地名辺りの駅を訪ねてから千頭に戻り、金谷からやって来るSLを撮影してから音戯の里へ突入。SLで帰る。いい感じではないか。朝、フリーきっぷを調達しないと。

まあ、SLに空席があればの話だけど。

来た道をぽくぽく歩いて千頭駅前を通ると、井川線の最終列車が到着した。うわ。かなり人が乗ってる。混雑というほどではないにしろ、昨日の異次元列車は昨日だけのものだと思った方が良さそうだ。そんな体験をできたのは荒天のせいと言っていいかもしれない。感謝はしないが貴重な体験だった。

で、1755民宿茶どころに到着。本日のルートはこんな感じ。ほとんど駅から遠くに行かなかったな。
浴衣が昨日のままかあ。出来れば新しいのがほしかった。駅長は一晩で結構汗かくし。

まず風呂に入って汗を流す。

で、夕食。もりもり4杯飯(逝)あの肉は豚肉なのかな。タマネギが甘くておいしかったよ。

食後にまた風呂。

後は汗をかきかきおとなしく日誌を補完する。
VAIO XへCFとMSのデータを逃がし、明日の撮影用メモリを確保。この辺もありがたいと言えばありがたいが、フィルムと違って山奥では絶対に手に入らないのはかえって難儀ではあるか。一長一短だな。

各バッテリーの充電もしておかねば。
α700のバッテリーの充電が終わらずVAIO Xの充電ができない。これはメガネケーブルを2本持参するのをけちった駅長のミスなのだがだって普通メガネケーブル2本も持って来ないだろう(逝)

2200を回っても終わらないので諦めてVAIO Xに供給先を変更した。明日朝補充電すれば1日持つくらいには充電出来ているはず。

明日、SLが取れれば新幹線はこだま1本だな。接続が悪いからのぞみに名古屋で乗り換えても10分しか早くない。よし。それで行こう。

2230消灯。実によい1日だった。

が、眠れない。
よく寝た、と思って目が覚めたら0010だったよ(逝)思ったより体力も消耗してなかったらしい。また明日。


9月19日 少し長いのでご注意
寒くて目が覚めた(逝)時計をみると0510。うおー寒い(逝)ひとまず窓を閉めて、布団をかぶり直す。

が、眠れないので0545には起き出した。
あれ、今日は空砲鳴らさないんだ。月曜だから?でも祝日なのに。

朝風呂はデフォルトではないようなのでテレビを眺めて時間をつぶす。それにしても地デジのデータ放送は役に立つ。ネットに接続するほどでもない天気予報やプロ野球の結果あたりがリアルタイムに判るのはやっぱり便利だ。
スマートフォンでも出来ることではあるけど。

0630朝風呂。冷やした感があるので昨日より念入りに浸かる。

0720朝食。ここのみそ汁はうちで食べる味ににている。ちょっとおもしろい。
まくまく4杯飯かっくらっていたら井川線のタイフォンが聞こえた。あ、この時刻に奥泉から下って来るんだね。

チェックアウトして出撃。自宅周辺は夕方から雨らしいので、どこかで捨ててもいいと思った傘はまたも持ち帰りになりそうだ。

千頭駅まで歩く。
今日の上りSL急行は空席あり。ここまでは予定どおり。
が、アクシデントが生じた。今日1日のためのフリーきっぷが千頭で買えないことに気づいてなかったのだ。いや、正価のフリーきっぷは買えるのだけど、静岡県宿泊時の半額割引は金谷か新金谷でしか買えないことについて全く考慮してなかったのだ。こりゃあ愚かだ。昨日思いついたように、地名あたり往復してからSLに乗ろうと思っていたのだけど。さらに地名までが意外に高く片道770円。千頭から金谷までが1810円で半額になった大井川線のフリーきっぷと同額である。

気が変わった。どっと疲れが出て来たような気がした。地名と新金谷あたりに寄り道してまっすぐ帰ろう。

SLも井川線も再会の日まで壮健であってほしい。
そう思いつつ0825発の普通に乗り込んだ。元南海21001系だ。

車内は空いている。というか、大井川線ではSL以外は基本的にがらがらである印象。これはこれで非常に問題があるように思う。

車内では日誌の補完。時々車窓に目をやると大井川の流れは濁流だが空は青く、いい天気だ。このまま帰ると決めてはみたもののちょっと心が揺れる。うーん。

地名で下車。硬券を記念にほしい、と運転士氏に申し出ると快諾してくれた。ありがたい。
地名は1面2線の島式ホームの無人駅。大井川鐡道の例に漏れずいい感じなのだけどこの駅の売りは千頭方にあるトンネルである。日本一短いトンネル、と称しているが実のところ吾妻線にある同種のトンネルとどっちが短いのだろう。

このトンネル、実は人工のものである点が興味深い。戦前頃まで索道(要はロープウェイの類い)がこの頭上を横切っていたそうな。索道は藤枝と千頭を結んでいたというからかなりの長距離である。
そして、その索道から線路を保護する構造物が、索道がなくなって70年余り経ってもそこに遺っているというのだから、どこか変である。

駅構内でしばしシャッターを切った後、荷物を抱えて駅の近くをうろうろしてみる。いい天気だ。歩きだしたらすぐに汗が吹き出して来た。

いい感じの路地がたくさんある。懐かしいというか癒されるというか。

  

階段の上にあった寂れた神社にごあいさつして駅へ戻る。戻る際には件の短いトンネルの近くを回る。

汗だくなので駅前の自販機でサイダーを調達して一気に飲んだ。
しばし待ち、0959の金谷行に乗車する。リクライニングシートの方の元近鉄16000系だった。

笹間渡鉄橋を渡る。青空を反射して輝く川の流れは青く見えて美しかった。実際の流れはまだ相当濁っている。今日は遅くから雨になると言うからこの濁りが解消しないうちに恐らく次の雨を迎えることになるだろう。

大和田。大井川の流れが近くて下車してみようと思っていたけど今回は叶わなかった。次回天気がいい時に是非。家山だって天気が悪かったしなあ。ぜひ再訪したいと思う。

ところで、新金谷の近く、車窓から東海加工紙の工場が見えるのだ。東海加工紙、と言うとわかりにくいが、タウパーのメーカーである。やっぱり静岡は茶処でもあり、紙処でもあるのだな。

新金谷で下車。駅前のプラザロコを冷やかす。お土産でも買おうかなあと思っていたけどSL待ちの客の楽しそうな顔をみていたらなんかそんな気が失せてしまった。

お、あれは。駐車場に行くとボンネットバスがいる。リベットばりばりの恐らく本ものだ。ミニカーみたいにピカピカだけど。
団体運用で客の方は恐らくSLに乗るのだな。

設置工事中の新しい転車台も見物に行く(ってそんなに近くに寄れないけど)。こちらはさすが新設だけあって電動のようだ。

その奥の車庫ではC5644にヘッドマークがついて盛んに蒸気を上げていた。

さて、改札の情報をみると今日のSL急行は展望車つきらしい。展望車とかお座敷車輛っていつ走るんだろう。サイトをみても載ってないので判りにくいんだよなあ。
個人的には電車を改造した展望車とかお座敷車輛ってなくてもいいと思うんだけど目の前にある展望車の車内をみたらやっぱり乗ってみたい(逝)ホームから撮影だけした。

1115発の金谷行で新金谷に別れを告げる。次は多分半年後、URO2での訪問になるだろう。

金谷にはSL待ちの客が結構な数。これも来月からはSLの始発駅が新金谷に統一される訳でなくなる風景だ。まあ、列車で大井川鐡道に来る客が実際どのくらいの割合かを考えたら金谷始発でない方がいいのかもしれない。

1135発の浜松行が次の電車。この時間からだと普通電車だけでも帰れるけど青春18きっぷでもないのにんな修行僧みたいな旅は避けたい。直通ならそれもありかと思うかもだけど。

掛川から新幹線に乗るか浜松から乗るか。少し考えて浜松にした。コンコースのショッピングモールでも覗いてみるか。やって来た211系5000番台に乗り込んだ。

終点浜松の直前で意識が途切れたらしい。がくんという衝撃で目が覚めた。結構な乗車率になっていた。
のそのそと大荷物を抱えて改札を出る。

1257のこだま649号をエクスプレス予約で予約する。12号車の一番後ろの通路側席にした。

少し時間があるので本屋とか物色してみる。あ、CAPAが出てるな。α77の記事があるので調達しようか。
で、改札を抜けて6番線ホームへ。ホームの駅弁屋でうなぎ弁当を調達。このうなぎ弁当も浜松から新幹線に乗ろうと思った一つの理由だからある意味当然である。

やって来たこだま649号は700系だった。トップナンバーか。ちょっと嬉しくもあり、トップナンバーは一番古いのだよなあと思ったりもする。

12号車指定席にはかなりの人。隣の13号車自由席を覗いたらがらがらだったのでこっちで行こう。最初から自由席特急券にすればよかったかな。あっさりと窓際の席を確保出来た。

出発とともにうなぎ弁当をひもとく。ふわふわの鰻がいいんだよなあ。イマイチ鰻が好きではなかったのだけど、ここのうなぎ弁当を境にうまい鰻を食べたくなることもしばしばあるようになった。うなぎ弁当と言えば天竜浜名湖鉄道の新所原駅舎にある鰻屋さんもおいしいらしく、一度訪ねてみたい。今日みたいな日に行けばいいのだけど一度帰ろうと思い立ったらもうヤル気圧計ゼロである(逝)

浜松で通過待ちをしたのに豊橋でも通過待ち。ホームに出て自販機でコーラとか買ってみる。車内に戻ってほどなく車内販売が巡回して来た。ま、いいか。ホットコーヒーも所望する(逝)

のんびりとCAPAを読んでいるうちに列車は京都に到着していた。浜松から新大阪まで2時間弱。こだまで移動するにはちょうど良い距離か。

1453新大阪着。

在来線ホームに183系のこうのとりがいたので記録のために足を延ばす。旅の趣旨とは関係ないが次回もう会えないかもしれない列車。

 

1駅だけ新快速に乗って大阪まで。しかしこの1駅が実に鬱陶しい。

001Fの普通でのんびり座って豊中まで。
豊中からはバスに乗って帰宅。本日の移動ルートはこんな感じ

1900を過ぎると強い雨が降り出した。そうそうに撤収したのはさほど悪い判断でもないだろう。

荷物の整理をする。変な土産物はないはずなので問題はないだろう。
60CSx用のNi-MHの充電。eneloop proの充電をしたら電池がすげえ熱くなった(逝)いいのかこれ。

VAIO XからメインPCにα700のデータを移そうとしたら2時間近くかかるらしいので放っておいて寝ることにする(逝)


9月20日
今日から台風の影響でしばらく雨。

地下鉄梅田駅に人が溢れている。散々待たされてホームに降りたらまだ北急8000系がいるって事は遅れてるのか。梅田で急病人発生のため遅れとか言ってたけど勘弁してくれ。

Book1stで暁のヨナ6巻LOVE SO LIFE8巻を調達。

仕事ふにふに。めんどう(逝)1950撤収。
さて、そくていきんまくえんは、徹底してケアしているためか、やや痛むことはあってもそれは歩き疲れたから、と言えなくもない程度で抑止できている。が。

右足のふくらはぎがパンパン(逝)変なかばい方をしたか。サロンパスでも貼るか。

東梅田へ向かう。
清風堂書店にはなかったので、Book1stのコミックショップへ行ってみたりしていたら2036の豊中行に僅差で乗り遅れる(逝)いいんだ。2040の急行に立って行けば途中で追い抜くもんねだ(逝)

というわけで帰宅。
さあ、次の旅の予定を立てねば。


9月21日
台風接近中。小学生の時にこれなら学校休みになりまくりだったろうに(逝)

朝から弾丸ツアーをいくつも思いつきむらむらする(逝)

そして1000過ぎにトイレに行った際にえい!と1カ月1日先のプレミアムドリーム号をぽちっとな(逝)但し下り。東京行も家に帰ったらポチろうっと(逝)

仕事ふにふに。面倒だが1830撤収。

ヨドバシ突入。
大井川鐡道攻略中に傷んでしまったiPhone3GSの液晶保護フィルムを増備。まさかこの時期に新調するはめになるとは思わなかったよ。

ほか、携帯電話売り場を徘徊。
……IS11Tのキータッチにぐらぐら来ちゃったよー(逝)防水でないことが懸念点だけど今までも防水じゃなかったんだし、いいか。子供もいないし(逝)後はバッテリーの出来かなあ。レビューサイトみてみるか。

とりあえず1カ月先の上りプレミアムドリーム号を押さえる。スーパーシートならさほど予約するのに苦労しない。

会社にいる間は時刻表をめくりたくて仕方なかったのだけど、いざ帰宅すると轟沈寸前(逝)
なんとか風呂に入ったら逆に目が冴えてしまう(逝)0130まで時刻表をめくる気はなかったのだが(逝)

12月にも3連休か。ふっふっふ(謎)


9月22日
携帯電話でコンテンツとかをみる人ではないので、スマートフォンで携帯専用サイトがみれないということにはほとんど不具合はないと思っていたのだけど、今回の高速バスを押さえる際にも使用している高速バスネットがスマートフォンからの通常のアクセスではうまく行かないことが判明した。
ということで見つけたのがAngel Browser。まあ、実際には定番中の定番だと思うがこれでうまく行ったぞ。よしよし、うむうむ。

仕事ふにふに。めんどうめんどう(逝)2010撤収。K氏と梅田まで戻って来たら2036豊中行にジャストタイミング。9001Fだった。

帰宅後は今日も轟沈寸前。風呂にも入らなかったので日付が変わるくらいにはベッドにもぐりこんだ。


9月23日
0800起床。早寝したのでそこそこ早く目が覚めたよ。

朝食後墓参りに出撃。ま、お彼岸だし。
しかし当然のように渋滞に搦め捕られ身動きが取れなくなる(逝)

お墓に着いた時にはもう疲れてたよ(逝)

昼食を済ませて帰宅したら、猛烈に眠い。
えいやと昼寝したら目が覚めたら1900。やっちまったー(逝)

しかも0030就寝(逝)どんだけ寝る気だ。


9月24日
0800起床。

整骨院ぴりぴり。見ただけで背中の血行が悪いことがばれたよ。

治療後TSUTAYAへ突入してみる。
よりによって図書館戦争3、4とさよなら銀河鉄道999が貸出中でだめだこりゃ(逝)あきらめて撤収。今日は借りる気満々だったんだがなあ。

さんごちゃん起動……バッテリー上がってるー(逝)
2週間放置はさすがにきついか。

JAF様にエンジン始動してもらって出撃。阪神高速は混雑していた。なんばICで流出。適当なコインパーキングに駐車する。
目的地はSONYのサービスステーション。α700を持って来た。キヤノンやニコンやミノルタなら「正常に動作している」かどうかを確認する点検メニューがあったんだがSONYにはなさそうだ。

全体的に露出オーバーになる件、事例もあまりないとのこと。ただ、露出計トラブルというのはカメラのトラブルとして珍しくはないとは思うが。

2万円以下なら修理続行を依頼。むぅ。ここで2万円か。2万円をα77に突っ込めば全体の1割分くらいには相当するよなあ(逝)

R43から阪神高速西大阪線を経由し、尼崎のオートバックスを目指す。

R43に入った後足元からゴーという異音が聞こえ、ステアリングがガタガタ揺れ始めた。なんだこりゃ。
ひとまずいったん側道にそれて停車。タイヤを確認するけど異状はないなあ。空気圧が低下しているのは確かなのでそれかもな。だましだまし走るしかないか。

というわけで本線に戻る。同じくらい速度を出しても異音は出なかったので、路面のコンディションなのかもしれない。

オートバックスでオイルを物色。
結局Castrol Edgeの5W-40が3980円と安かったのでチョイス。同じパッケージで安くない在庫もあったから特価品の一部かもしれない。

オイル交換したところ、4lでは微妙に少ないかも、とのお話。確かに所定4.5lなのだけど、逆に今まで5l用意しても4lで十分だったのだよなあ。

まあ、別品を混ぜることになるけど取り敢えず少し残ったのがあるのでこれを入れようか。

空気圧も上げてもらって作業終了。安全点検をみる限りバッテリーは異状なしとのこと。まあのらなさ過ぎだからなあ。

ぽくぽく帰宅。
深夜、日誌編集開始。長い道程の始まりである(逝)


9月25日
0800起床。

買い出しのためさんごちゃん起動。もちろん今日はエンジンは一発始動だ。

ユニクロへ出向く。
仕事用のチノパンが1週間に2枚破滅し増援が必要なのだ。先週はチノパンが安かったんだがちょっともったいないことをしたな。

で、見てみたら常用サイズより1サイズ太いのだが裾調整済みの品が処分特価で2000円引き。よしこれだ。
通常の品と併せて3本調達で6000円弱。1本当たり2000円に押さえたぞ。3本調達はやり過ぎ感がないでもないが、どうも今はいてる1本もあっさりとリタイヤしそうな気がするので思い切った次第。

コーナンなどで買い物をしていったん帰宅。

母親が仕事用のスニーカーが欲しいと言い出したのでさてどうしよう。駅長が履いてるignioが安くていいのだけど扱っている店、近くにあるかな。

ヴィソラ箕面の中にあるな。行ってみようか。
というわけで再出撃。だめなら千里中央辺りのABCマートに行くのも手だろう。

しゅるしゅるはしる。20分ほどで着いた。
ヴィソラ箕面はいわゆる郊外型ショッピングモールだから駐車場が満車で入れないことを危惧したけど、さほど待たされず入ることが出来た。

……ここにABCマートもあるよ(逝)ここ、ユニクロも100円ショップ(セリアだ)もあるので全部そろうな。

結局駅長はセリアでカレンダーを調達したに留まったがここ、悪くないなあ。駐車場の絡みがあるからクルマで来て1日遊ぶのは難しいけどバスなどで来れば問題ないわけだ。

帰宅した後は日誌編集。進まない(逝)
日誌過去ログの方は写真いりにして見ようかとも思いついたのだけど考えれば考えるほど面倒(逝)


9月26日
仕事ふにふに。ああ、しんどい(逝)1830終業。その後は17Fから18Fへの民族大移動。つか、それエンジニアにやらせるのか(逝)

そして危惧していた腰がぴきー(逝)痛い痛い本気で痛い。2100撤収。

むぅ。auの秋冬モデル。全部入りが来てしまった。さあもう逃げられないのかも(逝)

腰が痛いのは帰宅しても止まらないので、ロキソニンを飲んで、湿布をして寝る。


9月27日
夢の中で朝の目覚ましラジオの設定をしたので寝過ごした(逝)同じリアルな夢ならもっといい夢が見たい(逝)

腰は直接的な痛みは引いたようだ。これならまあなんとかなるか。

Book1stであかねこの悪魔3巻を調達。これ、なんでBook1stにないんだろうと思ったら、1巻も2巻もBook1stで買ってないんだ(逝)

仕事ふにふに。忙しい。人が足りないのは勘弁して欲しい。1930撤収。
腰痛い。やはり治まってないか。

K氏と撤収したので真っすぐ豊中まで戻って来た。

日誌編集を少しだけ。進まないなあ。


9月28日
眠い(逝)
ぼーっとしていたせいか、凍らせたコーヒーを持って行くの忘れてしまったよ(逝)

仕事ふにふに。忙しい。忙しい中にバカの相手は疲れる。1835撤収。

K氏と撤収したので今日も直帰。
豊中に着いてから書店と100円均一をはしごしてから帰宅。

今日は轟沈。思ったより疲れているようだ。


9月29日
一昨日くらいからSONYから何度か不在着信があったのだ。内容はもちろんα700に関することだろう。
で、今日電波してみた。

……異常ないって。

まあ、想像の範囲である。CCDにゴミが付着していたようだとのことなので清掃をお願いした。手間はかかったが高くつかなかったことを良しとしようか。取説読むのもたまにはいいか。

仕事ふにふに。今日も面倒。きっと明日も面倒なのだろう(逝)1910撤収。

淀屋橋のダイソーを冷やかしてからヨドバシ突入。文具を物色。狙いどおりの物件はなく撤収。むう。

2026発池田行に座って帰る。

轟沈せずに済んだ。日誌編集をちみっとだけ。


9月30日
今日は歯医者である。あらかじめ定時で強制的に撤退に入るのは伝えてあったのだが。

何で今日がここ数日の中で一番忙しいんだっ(逝)こんな日に定時上がりなんてひどくいやな奴ではないか。1815撤収。

最速ペースで梅田まで戻って来たのが1827。1830の急行に間に合ったよ。

バスに乗って急ごうと思ったらなんか妙に列が長い。到着のバスが遅れてるのか。いいや。歩こう。

というわけでぽくぽく歩く。
最初は裏通りを歩き最後にバス通りに出る。バス通りに出てから2回バスに追い抜かれた(逝)がそのバス2台共ガラガラだったのはどういうわけか。

削るのかと思ったらごりごりこじられた。痛いようで痛くなくって麻酔がかかってる時の変な感じ。

綿を含んで帰宅。指示された時間が経過したので綿を出したら真っ赤。そりゃ止血用の綿なので血が付かなきゃ変なのである。

疲れたのでさっさと寝る。


コンコースに戻ります