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☆青春18きっぷ
2004.3.25update
青春18きっぷはもう随分有名になりましたよね。JR旅客線全線乗り降り自由、ただし普通・快速列車に限る、というきっぷです。0:00から24:00までの24時間有効のパートが、5日分セットになっています。11500円(2000年春の価格)。5日分を一人で使いきってもいいし(連続でなく飛び石でもよい)、5人でぱぁっと1日で使いきるのもオッケーですし、3日間旅行した後にデートで1日分とかそういう変則使用ももちろんOKです。
かつては1日分の乗車券が5枚連なったスタイルだったのですが、存在がメジャーになるにつれてチケットショップでのばら売りが懸念されたのか今のスタイルに変更されました。発売期間は通年でなく、春夏冬のいわゆる学校の休みの期間を中心に発売されています。発売期間と利用できる期間に若干のずれがありますので注意しましょう。具体的には下の表を参照してください。
発売期間 利用期間 春 2月1日〜3月31日 3月1日〜4月10日 夏 7月1日〜8月31日 7月20日〜9月10日 冬 12月1日〜1月10日 12月10日〜1月20日 始発列車から24時まで普通列車に乗り放題、どこまでいっても1日分の値段は一緒です。普通列車といっても馬鹿にできない距離を移動できるもので、有名なところでは、東京発23:43の「ムーンライトながら」で出発すれば、その日のうちに九州は熊本県大牟田まで行けてしまいます(23:59着)。おっと。0:00から有効なんだから、23:43に東京を発車するMLながらには乗れないんじゃないかって(日付が変わるのは0:11発の横浜)?もちろんそうです。でも、「横浜まで有効のきっぷ」を持っていればいいのです。最寄の駅から横浜まで、定期券が使えればそれでいいし、自動券売機できっぷを買ってもいいし、はたまた、京浜急行で横浜に出て待っていてもいいわけ。もちろん、MLながらは全車指定席ですから、指定席券(510円)だけはあらかじめ手に入れとく必要がありますけども。
2003年からは多客時の臨時列車が新たに「ムーンライトながら81・82号」となり車両も特急型車両となって利用しやすくなりました。こちらを狙う手もあります。要点を整理しましょうか。
- 丸1日の間、JRの旅客鉄道線全線乗り降り自由
- 普通列車・快速列車のみに乗車出来る
- 5日分が1パッケージ。一人で5日分使ってもいいし五人で1日で使いきるのも可
- 季節ごとの限定商品
特徴といえばこんなもんですか。かつては「18きっぷって言うくらいだから18歳までしか使えないんじゃないの?」とか言う疑問を投げかけられたりしたものですが、今ではすっかりメジャーになって、シーズン中には、中年のおば様方が連れ立って近場の観光地を回るのに使っている風景をよく見かけます。
ちなみに、1日分に換算すると、2300円です。
単純に往復で計算すると、片道1150円以遠のところに往復すれば元が取れるわけです。
加算運賃を採用していないJR東海、東日本、西日本の場合、70キロまでが1110円。80キロまでが1280円ですから、70キロ以上のところに出かけるにはどこまで行けばいいか見てみましょう。
駅長は大阪府在住なので大阪駅起点で調べることにします。
- 山陽本線を西へゆくと、加古川で72.2キロです。美しい城を見に、姫路まで行けば十分です。さらにその西、赤穂まで行って、忠臣蔵に関する観光地を巡れば十分元が取れますね。時速130キロを誇る新快速に乗れば、赤穂まで行っても片道2時間ほどです(乗り換えあり)。
- 東海道本線を東へゆくなら、野洲まで行けば72.5キロです。近江八幡の水郷を巡るもよし、長浜まで行って城下町を散歩するもよし、余呉まで行って湖を愛でるもよし。長浜までの新快速電車は1時間30分少々。すぐですよね。
- 福知山線から丹波地方を目指してみましょうか。篠山口の2駅先、下滝まで行けば76.4キロですね。福知山まで(114.2キロ)行けば十分ですね。いで湯の里、城崎まで(183.7キロ)行けば3260円しますから、片道だけでも元が取れてしまいます。片道は青春18きっぷでごとごとと、もう片道は特急で一気に、なんて事をするのもいいかもしれません。
ちなみに、城崎まで普通列車でたどると、3時間から4時間かかってしまいますけれども(苦笑)- 天王寺から紀伊半島を南に行ってみましょうか。(運賃は大阪起点)
なんと、和歌山までが72キロでした。それより南へゆけば十分ということになりますね。梅林で有名な南部まででも2520円。温泉どころ白浜まで行って2940円です。
こちらも片道を特急と組み合わせて比べてみるのが面白そうですね。
白浜までは、紀州路快速と普通電車を乗り継いで、4時間ほど。駅弁でも食べながらのんびりゆくのが似合いそうです。青春18きっぷの売り場は、みどりの窓口や旅行会社など。主な駅の窓口でも売っています。
JR西日本と北海道では、マニアが「赤札」と呼ぶ印刷されたタイプ(通常の緑色のタイプはいわゆる感熱紙なので、長期間置いておくと文字が消えてしまうことが多い)をまだ用意しており、旅行のあとに記念として保存するのに適している。置いてある駅は限られているようなので、購入前に、「赤いタイプありますか」と問い合わせて欲しい。決して「赤紙」と呼ばないように(笑)青春18きっぷ(赤札)
使用を示す印が4つしかないのは1日分余して期限を迎えたため。
青春18きっぷ(機械発券タイプ)
機械発券のタイプは保存状態が悪いとこのの様に色褪せてしまいます。#この項終わり
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