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2005.10.19 UPDATE

お奨めぢゃないけど……いいね、すごい値、西日本パスでバカ旅!

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第3章 2日目 朝から晩まで 

2日目-2月24日  
何度か目が覚めた。福井と富山を覚えている。
そして、鉄道唱歌のオルゴールで目を開けると糸魚川の手前だ。直前に鳴らすのかと思っていたら20分前と余裕のあるタイミングで鳴らしてくれたので、歯磨き、洗顔を済ませる余裕があった。

0529糸魚川着。結構な降車が、グリーン車だけでなく自由席からもある。これは判るが寝    台車からも降りて来た人がいたのには正直驚いた。朝6時前に降りるのに寝台車はもったいないと思うんだけどなぁ。駅長なら起きられないし(逝)

下車した人のほとんどは大糸線へ乗り継ぐ人だ。スノースポーツのいで立ちの人が多い。待合室でみんな丸くなっている。

待合室にいてもいいけど座る席がないので小さなコンコースでうろうろ。4番ホームでは大糸線用のキハ52がアイドリング音を立てている。恐らく終夜だろう。冬の鉄道を守るのには手間がかかるんだなぁ。
キハ52。 大糸線用キハ52。国鉄色が懐かしくて美しい。

やがて、475系3連が3番ホームに。この電車が始発の高岡行になる。ドアが開いたようなので乗り込むことにした。
あ、475系はクハだけで残り2両は413系だったか。通常475系はデッキが残っていてドアは自動ドアなのだけど、このクハはデッキが取り去ってあって冬はドアを半自動にして運用しているようだ。

始発電車 こちらはクハ475.ヘッドライトが夜明け前を照らす。

座席を確保(といってもガラガラだけど)してから電車の撮影、次いで温かい飲み物を調達するために自販機へ。
……ミルクティが売ってないってどういうことだゴラ(逝)

0603。定刻に出発。

1駅西へ向かうごとに空が薄く白み出す。親不知の絶景を眺めるために眠い目をこすりながら車窓をにらみ続けた。
春一番が吹いたと言ってもまだまだ日本海は波が荒い。テトラポットに白く波が砕けていた。

越中宮崎を出て力つきる(逝)目が覚めたら富山だった。
富山港線に乗っておきたい。本日のテーマは路面電車というテーマで行くことにしているが、富山港線はLRT(LightRailTransit)化されることが決定されているのでぜひ見ておきたい。

現在の富山港線は昼間はキハ120のワンマン運転、朝夕は475系が使用されている。もともとは私鉄線でそのため富山からぽつんと直流1500Vで電化されている。かつては富山駅7番線からスカイブルーに塗られた旧型国電が出発していたそうだが。駅長はそこのころはノーチェックだったのでよく知らない。
0724発の1127Mに乗ることにした。朝ラッシュ時であるので475系だ。

出発。北陸本線と併走する。元京阪3000系の富山地鉄10030形とすれ違った。本線がまだ構内を出ていない辺りで減速、富山口に到着だ。
住宅地を縫って走るような路線という印象。LRT化してバリアフリーを実現することはこの鉄道にとってメリットが大きいかもしれない。途中の交換駅は城河原だけで、通勤通学客がずらりと並んで富山行電車を待っていた。
ゆっくりと走ってホーム1面だけの岩瀬浜到着。ずらりと通勤客が待っている、と思ったけどそうではなく、人影はまばらだった。雰囲気として和田岬に似ているような気がする。

岩瀬浜 岩瀬浜到着。1本しかないホームにちょっぴり雪が残る。

岩瀬浜駅舎 駅舎はこんな感じ。無人駅だけど堂々としたものだ。

17分折り返しの時間があるのでのんびりとカメラを向けて見る。ここでようやく1本目のフィルム終了。
0801発の折り返し1128Mで富山へとって返す。1駅ごとに乗客が増えて行く。カメラバッグを網棚に乗せた。

富山で朝食。立ち食いうどんだ。2、3番線ホームのスタンドで食券を買おうとしたら100円玉が何度やっても戻ってくる。クレームつけようとしたらスタンドの中に店員がいねぇし(逝)
しょうがないので1番線ホームのスタンドへ移動。
天玉うどんをオーダー。
麺は普通だったけどダシがトップクラスの味わいだった。合格点を出したい。富山にくれば食べる、定番に加えてもいいかも。

腹ごしらえが済んで富山地鉄市内線を攻める。
まずは大学前まで行って、折り返してくることにした。
ラッシュも終わり、車内は結構空いている。線路は県庁や税務署など中心街を通っている。これなら需要は多い方だろうな。

神通川の看板が出ている橋の手前で停車、何をしているのかと思ったら反対方向から電車がやって来て、すれ違ってから発車となった。橋から先、単線なんだな。橋を渡り切ったところに新富山停留所。その先に信号所?がある。そこでしばし停車。なにかと思ったらまた反対側から電車がやって来た。行き違いなのね。
行き違いを終えて数百m走ると終着の大学前停留所だった。

大学前停留所にて。 折り返し待ち中。車体全部が広告、なのは今や路面電車の基本に近い。

ちょいと催したので近くの富山第1銀行でトイレを借りる(逝)お礼代わりと言っては何だがふだんは絶対やらない他行からの引き出しで手数料を納めさせていただいた(逝)

やって来た電車で南富山駅前まで乗り通す。雨は降りそうで降らない。このまま降って欲しくないなぁ。
富山駅前でほとんどの乗客が入れ替わった。同じくらいの乗車がある。富山から先は中央郵便局の前を通りその先は商業エリアの中を走る。どこもそうなんだけど、道路がそんなに混雑しないのが生き残れた理由だろう。

南富山の手前で寝てしまい、運転士氏に起こされた(逝)
南富山では富山地鉄の鉄道線と接続である。いい機会なので鉄道線も初乗車してみることにしよう。
……む。市内線だと200円。鉄道線だと300円。地方鉄道の経営の厳しさに涙しつつ300円のきっぷを買った。

やって来たのは元京阪電車の10030形だった。転換クロスでのんびり。って6分で着いちゃうんだけども。
電鉄富山に着いてがーん。市内線と鉄道線の一部乗り放題のフリーきっぷがちゃんとあったんだぁ。値段は600円。今回200×2+300円払ってるから100円の無駄を出してしまった(逝)

富山駅コンコースにあったポスター、飛騨まんが王国ってなんだ。マンガが一杯しかも温泉があって宿泊も出来て……。天国か?(逝)

のんびりしてたらはくたかが行ってしまって次は1051の北越2号。高岡でおりて万葉線を攻めるのだ。たった10分だけどグリーン車を押さえる(逝)

……北越2号7分遅れ(逝)
しかも本来は富山で退避のはずの普通高岡行が先発して行ったよ(逝)けっこう柔軟な運用をしていることに驚くと同時に高岡までの客がいるなら普通に誘導するべきだろうとちょっとむかつく(逝)

でもやって来た北越2号が485系3000番台だったのでちょっと機嫌が治った(逝)
1号車のクロハ481は仕切りの向こうがグリーン室で4列ながらなかなかゆったりとしたシートだったと思う。定員は16名。そんなもんで足りちゃうのはやっぱりちょっと寂しかったり。

下車してみたら高岡は本格的な雨になっていた。しかも狙いの万葉線LRTアイトラムはまだ復旧していないような感じ。2月中には復旧するという話を目にしていたから期待していたのだけど。
とりあえずやって来た中新湊行に乗り込む。今度はちゃんとフリーきっぷを買おう。800円。

万葉線はもともとは加越能鉄道といい、以前は越ノ潟から先、富山地鉄射水線へと乗り入れていたらしい。それが、富山新港建設に伴って路線が分断されてしまったのだとか。そのうち、分断されたあちら側の富山地鉄射水線は廃止になってしまった。

富山新港付近 写真をクリックすると拡大図が出る。右下が今いる越ノ潟。以前は左側のほうまで富山地鉄射水線が来ていた、というわけである。

そうこうしているうちに加越能鉄道が経営をやめる、という話になった時に引き受けることになった会社が万葉線株式会社である。

高岡駅前の辺りは単線だが広小路から道幅も広がり複線となった。車庫のある米島口から再度単線となる。1駅だけ能町口まで専用軌道区間を走りまた路上を行く。
車両はアイトラム以外は都電と同形の7000番台の車両が主力のようだ。あと、米島口の車庫にラッセルヘッドをつけた電車がいたのは雪国の路面電車であることを実感させてくれた。

吉久からまた専用軌道をゴトゴト走る。中伏木では如意の渡しに接続。これで川を渡ると、JR氷見線の伏木駅に連絡できるのだとか。このルートも楽しそうだ。

中新湊でとりあえず終着。この後の越ノ潟行を待つ。待ってる間に駅長は駅前のドラッグストアでクスリ入手。noriz氏は折り返し待ちの運転士氏と仲良くなっていろいろお話を伺っていた。
やがてやって来た越ノ潟行に乗り込んで3駅で越ノ潟。雨は上がってくれた。

越ノ潟 越ノ潟駅。それにしても天気が悪い。

ホームに出てみると駅前が渡船の待合室でホームからもう海が見える状態。
渡船は県営でオートバイなども輸送できるからフェリーということになる。それらも無料で渡してくれるからありがたいと言えばありがたい。

フェリーのりば。 フェリーのりば。上の写真の回れ右くらいの場所から。

1245発がアイトラムらしいので待ってみる。駅にはまだ運転休止の告知が張り出されているのが気になると言えば気になるが。
……やって来たのは7000形だった。残念がっていると運転士氏が
「今日、新しい奴が試運転するよ」
と教えてくれた。1330ごろに車庫を出るらしい。むぅ。この後のスケジュールを考えると……タイトだなぁ。

運休のお知らせ 運休のお知らせ。事故が原因じゃなぁ……。

それと小ネタ。 裸で乗船されたことがあるのか(逝)

noriz氏と相談した結果、アイトラムは今回はパスすることに。えちぜん鉄道もパスして福井鉄道1本に絞ることにした。えちぜん鉄道は三国港近くにあるクアハウスで入浴を企てていたのだけど、京都での入浴に変更した。

万葉線の感想としては、確かに市街地を走る区間は半分くらいとなってしまうのが経営的にはきついように感じる。かといってその先が完全に寂れているエリアでもないというところか。
ただ、米島口までは高岡駅前付近の単線区間の問題もあるけどもう少し増発することが出来ればリピーターも確保できそうに感じる。

高岡まで戻る。
みどりの窓口で指定券を取得だ。まずはくたか8号。グリーン車で取得完了。雷鳥30号はグリーン車が満席で普通車指定席を確保、しらさぎ12号はグリーンを確保。ワイドビューしなの16号はいずれもグリーン席を確保できた。

はくたかは調べてなかったけど一度乗ってみたかった北越急行の681系2000番台が来てくれた。グリーン車は3列シート。上下できるヘッドレストのクッションが感動的に気持ちいい。
しかし乗車時間はわずか24分。金沢駅4番線へに到着した。接続時間は3分。なのに階段を通って1番線へ行かねばならない。結構乗り継ぎ客が多いようだ。しかし駅長らの前をエスカレーターに並んで乗る女性二人が妨害する。noriz氏が強行突破して事なきを得たが。右を開けるか左を開けるかはおいておくとして、後ろから人が来たらどちらかを速やかに空けるべきだろう。

雷鳥30号は国鉄特急色の485系。1号車がパノラマグリーン車だけど満席だったのである。4号車はサハ481-602と表示されている。600番台は確かサロからの改造だったような気がするが……。隣の車両と座り比べてみたりしたけどよく分からなかった(逝)というか、サロが出自だったら窓はこんなに幅が広くないな。うーむ。
カニ寿司を車販嬢から調達。たっぷりと使われたカニの身が結構な風味。絶品ではないけれど。
かに寿司 中身はこんなの
福井で下車。下車して判った。サハ481の600番台はサロからの改造ではなく、モハからの改造だった。車内に違いがあるはずないのであった(逝)

また雨が振り出してる。さて、福井鉄道はどこかいな……。ないぞ(逝)どこだ福井駅前停留所(逝)
……あったぞ。こんな狭い道にあるとは盲点だった。待っていたのは201形。併用軌道なのに車両は通常の電車だ(小振りだけど)。湘南電車タイプの2枚窓と連接構造が特徴かな。ワンマンの普通電車武生新行。

最後部に乗り込んでこのまま待つ。やがて電車が出発。ごろごろと狭い路面を中型の電車が走る様はなかなか異様なはずだ。同じような雰囲気を醸し出す区間に京阪京津線の浜大津手前があるがこちらはれっきとした複数の駅を区間内にもつ路面電車だからなおさら変である。しかも市役所前でスイッチバックである。
ちなみにホームから電車に乗り込む際には電車のドア部分にも受けられたステップをよいしょとよじ登るのである。お年寄りに優しくない路面電車だな、とnoriz氏が評した。ちなみにこの姿も、来春には廃止された名鉄岐阜市内線から大量に路面電車スタイルの車両が転入してくることが決まっており、ラッシュ時を除いて見納めとなるはずだ。
木田四ツ辻と福井新の間で専用軌道へ。

あとはごとごと走る。福井市内は複線の区間があるがそれ以外は単線となり、田園風景の中をゴトゴト走る。車内の乗客は結構入れ替わりが激しい。複線区間で2回すれ違って途中駅で3回交換した。交換可能駅は例外なくポイント部分に設けられている雪除けのシェルターの形状が特徴的だ。

武生新まで40分ほどかかった。この時刻なら乗車予定のしらさぎ12号は福井を出ていないはずだから問題なし。
JRの武生駅まで歩く。雨は本降りだなぁ。

武生のみどりの窓口へ突入。スーパーまつかぜ10号は?
……やっぱり満席だったよ(逝)岡山から博多までのひかりレールスターの指定券を取得しておく。

しらさぎはこの列車専用に製造された683系1000番台。仕様は大きくサンダーバード用と変わらないはずだけど、外観は乗り入れ先のJR東海を意識してかオレンジ色の帯を巻いている。
1号車のグリーン車へ。3列シートの構造はさっき乗った北越急行の681系と同じだけど、ヘッドレストの質感が681系のがいいなぁ。
武生から米原まで1時間ほどである。
車販嬢が来たのでコーヒーを所望する。口をつけずに少し目を閉じた。

……「間もなく米原へ到着です」のアナウンスで目が覚めたよ(逝)コーヒー一口も飲んでないんでやんの(逝)あわてて半分飲んだ。ホームに出て、写真を撮る間に残りを一気に飲み干した。

待ち時間が20分程。その間にめったに立ち寄れない米原駅の駅そばにチャレンジ。天ぷらうどんをオーダー。noriz氏はよもぎそばを。え、そんなのあったの。そっちにしておけば……あ、売り切れ(逝)そりゃ残念。

うどんも天ぷらも普通だったけどダシはなかなか味わい深くておいしかった。忌避する必要はない、かな。ただ、米原の通過時間帯ってそば屋が開いてないんだよなぁ。8時過ぎに開いてないのはかなり残念ポイントである。
雨は止んでいる。

3番線ホームへ移動。noriz氏は一服。駅長は待合室で日誌の補完に必死(逝)
やがてアナウンスが流れ、4灯ヘッドライトの輝きとともに383系ワイドビューしなの16号が入線。今日は10連か。しかもグリーン車2両の豪勢な構成である。名古屋までの区間で団体でも乗車したかもしれない。

1号車は既にガラガラでのんびりくつろぐ。SL-C860のバッテリーインジケータが半分を指したのでPowerBankよりチャージしつつ日誌の補完を続ける。ぱらぱらと乾いた音がするので車窓に目をやると雨がまた振り出している。うーん、鬱陶しいな。

京都到着直前に23日の日誌補完を完了。

京都駅7番線ホームから階段を上るとハチミツとバターの濃厚な匂い。Mannekenのワッフルだ。デザートに後で買うかな。
というわけで風呂である。当初はえちぜん鉄道を攻めた後に三国港のクアハウスにしようと思っていたがどうにも時間が足りないことが判明した。で、福井鉄道を最優先に、残りは後日に回した結果、風呂に入らないまま京都まで戻ってくる事になったため、今から風呂である。いくつかの候補を上げて検討していたが今回は京都タワーの地下にあるタワー浴場を選択した。750円と銭湯として考えると少し割高だけど。

タワービルの地下へずんずん下る。
あったぞタワー浴場。750円支払うとタオルを貸してくれた。貸しタオル代込みかぁ。これはうれしい。ちなみに60円払うとバスタオルも貸してくれる。
でかいカメラバッグを見せて
「これ、ロッカーに入ります?」
と訊ねてみる。大丈夫ですよ、と嬉しい返事。

……でっかいロッカー!中型のカメラバッグもすっぽりだ。これはありがたいなぁ。
お湯も温泉ではないが柔らかくて気持ち良かった。
2030クローズというのがちょっと早めだけど、結構お勧めできそう。女湯もあるから女の子も安心。

風呂から上がり、ぽくぽく駅まで戻る。夕食はどうしようかなぁ。あかつきの出発まで後30分弱だからどこかに入るという選択肢はもう取れない。駅長的には駅弁でいいや。

改札を通って見つけた駅弁屋に。
いくつか残っている中から洋食メインのデリシャス弁当をチョイス。1000円。

  デリシャス弁当。

7番線ホームに上がるとまだ発車まで20分あるのに既にあかつきと併結される彗星は入線していた。ありがたいなぁ。旅の雰囲気満点である。
お茶を自販機で調達。あとは……デザートかあしたの朝食前の軽食であるナニかであるが。
よし、Mannekenのワッフル買って来ようっと(逝)
袋に入れられた匂いを嗅がせるとnoriz氏もあわてて買いに走ったぞ(逝)

あかつきの座席車はレガートシートと呼ばれ14号車である。つまり、最後尾だ。さっきEF65が連結されていたから一番前と勘違いしたけど、よく考えたらこの彗星・あかつきは下関までEF66が牽引するんだったよ。

あかつき あかつきの最後尾がレガートシート。そのスタイルは今でも異端だ。

駅長の席は5B……ここか……って誰かの靴がおいてあるぞ。誰かが間違えてるな。誰かは多分ミニサロンで駅弁ディナーを楽しんでいた人だと思うんだけど。
2020になって出発。まあ、まだ立ってるのも悪くないから、車掌氏が来るまで待つ。

車掌氏に座席の件を解決してもらった後に、博多までこのまま乗って行きたいのだけど、とお願いしてみる。もちろんいいね、すごい値、西日本パスのエリアからは外れるので乗車券のほか、特急券も買い直しになる。それでも博多に0600に到着できるのはありがたいのだ。
ただ、あかつきやなはのレガートシートは九州内で早朝の座席特急として結構知られているらしいので、小倉から乗車して来る乗客が多いとかだと断られる可能性もあるので、あくまでもお願いである。まあ、ミニサロンにいる、とかすればいいと言ってもらえる可能性が高いと踏んでのお願いでもある。
「大丈夫だと思いますよ」
と車掌氏は快く承諾してくれた。いい人だ。

さて早速食事にしよう。
……味は決して悪くないのだけど、冷え過ぎてる。暖めて売れればもう少しおいしく感じると思うのだけど。要改善かなぁ。残念である。

  ハンバーグは昨夜の残りを冷蔵庫で冷やしておきました的なものだったり。残念。

レガートシートの座席は1列ずつの3列配置でそれが水平にかなり近いところまで倒れる。しかも背もたれのリクライニング調整は電動である。また、減光すると車内は真っ暗に限りなく近くなるので座席ごとに独立した読書灯が備え付けられている。
また、限りなく夜行バスを意識していると断定できる根拠がフットレストの装備とスリッパ、そして毛布のサービスである。これらが普通車で提供されるのは多分あかつきだけのはずだ。あかつきのレガートシートはお勧めだし、反対にあかつきの座席夜行が当たり前だと誤解すると悲惨な結果が待ち受けていることになる。

あかつきのレガートシート JR車両中最高だと思う、あかつきのレガートシート。毛布、足置きも標準装備。

三ノ宮を出ると各駅への到着時刻の案内とともに放送を休止する旨の案内があった。間もなく減光も行われるとのこと。少し早いがこれ位がいいんだろうなぁ。

2208、減光。SL-C860の画面は見えるがキーボードが見えないので入力を断念する(逝)
姫路でレガートシートに乗車があった。真っ暗な中で戸惑っているのが丸判りでちょっと気の毒(逝)

姫路を出て眠りに落ちた。どのみち3列シートの真ん中だから景色ひとつみるのも大変なのだ。
またあした。

第4章 3日目 帰宅するまでがバカ旅ですよ


【更新履歴】
2005.10.18 新規作成
2005.10.19 写真追加


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