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秋真っ盛りに第2回。
2011.6.24 Upload
今度は十全な準備をしてきました。
猿庫の泉を持ち帰るために空のペットボトルを6本。中部地方のロードマップを2004年度版に買い替えました。
初夏に開催した第1回以来、第2回をいつにするかかねなし氏と検討して来ました。やはりここは春夏秋冬を極めるべきだろう、と。
ただ、さんごちゃんは一般的なFF車ですから、厳冬期の開催は当分見送りという方向でプランして来ました。取り敢えず初夏の次は秋でしょう、と。あまり晩秋にずれ込むと日が短くなり、県境付近で凍結などの危険性をはらむため、秋真っ盛りくらいがいい感じです。
いろいろあった結果、10月初めの実行としました。そして、2004年10月7日。当日の日誌はこちら。
前夜の話し込みもそこそこに出立を早めるために眠りました。これも準備。
0800何とか目が覚めました。
朝食を途中で調達する方向で出発です。今回もかねなし氏がルートを決めてくれました。R151から途中でR257へスイッチ、北上するルートです。このルートにも道の駅が3つもあるとか。楽しみです。
急に道が狭くなり、山道へと分け入って行きます。豊川沿いの緑豊かな道で、交通量も少なく走り易いです。
もう10月ですけど春夏秋冬で言えばまだ10月、なんでしょうか。サークルKの看板が見えて来ました。朝食を調達するために停車します。
パンを2個と缶コーヒーを調達しました。封を切って出発です。
空腹で調達したパンでしたけど、実際には最初の道の駅あぐりステーションなぐらに着くまでに食べ切れませんでした(笑)
あぐりステーションなぐらはその名の通り農産品の物販がメインみたいです。折しもただ今収穫の秋。新鮮そうな野菜がずらりと並んでいます。家まで持って帰って問題ないなめこなんて調達してみます。
アグリステーションなぐら。農産物の取り扱いがメインです。
変なものも早速見つかりました。
ヨーグルトです。もともとヨーグルト好きなんで手にとって見てみます。長野県の根羽村で作られたもののようです。確認してたら、変な文字列が視界の隅を流れて行きました。製造者がネバーランド株式会社。……ええっ?
「やっぱり、根羽村だからネバーランド?」
「……としか、思えない……」
これはネタです。大ネタです。かねなし氏と狂喜して調達して早速食べてみました。これがまた変な味。いやまずくはないです。むしろ絶品。ですがカップ入りの1食タイプのヨーグルトなのに無糖。これでは子供にウケないと思います。せっかく味そのものはよいのにもったいないなぁという感想でした。 加糖バージョンがあれば即買いでしょう。あと、この素材判定機能付ごみ箱がなかなかよかったです。って写真が残ってないようです(汗)
さあ、出発です。
地図をみると結構近いところに次の道の駅が。比較的平坦な道をしばらく走ると国道の交差点です。右折して飯田を目指すのですが、ここをいったん左折して1kmも走ると道の駅どんぐりの里いなぶです。
広々としてて、駐車場も空いてます。って店は全部閉まってます。なんとまぁ、ここ今日は定休日なんだそうです。定休日のある道の駅もあるんだ、と感動すら湧いてきます。かねなし氏と機会を改めて再訪することで同意しました。
定休日でした。
出発です。上り坂のはずなんですけどもきつい坂ではないので快適なドライブが続きます。それでも県境付近はきつい坂だろうと思っていたらあっさりと県境を越えて長野県に入ってしまいました。
長野県下伊那郡根羽村です。長野県との県境はどこも峠、と言うのは勝手な思い込みですね。反省です。ネバーランド、工場でも見つけたら記念写真を撮ろう、とかねなし氏と決めていました。ところが道を行くとネバーランドまで4kmとか電柱に看板があります。
「看板を出すような会社なんだ……」
根羽村の集落を抜けておや、と思ったころにネバーランドの看板が見えました。ネバーランドはドライブインでもあったのです。それもかなり広い大規模な。ネバーランド。こんな写真しかないのが結構恥ずかしい。
さっそく物色です。
隣に根羽る(こんぱる)と言う名前の民宿があります。ダジャレ好きの土地柄なんでしょうか。
どったり、があります。なんだなんだどったりって。ネタかと思ったらごく普通の由緒ある農機具でした。
建物に入ってみます。郵便局併設のようですが「所用のため休業」とかとんでもない理由の看板が出てました。許される土地柄ってものがあるんでしょう。
道の駅にも負けない大規模な施設です。目を引いたのが自炊基本のコテージ。素泊まりだからグループで大騒ぎするには最適でしょう。海の幸こそ厳しいですが山の幸は豊富な土地柄です。売店とレストランがあります。売店へ行ってみました。土地のもの、そうでないものがずらりと並んでいます。
ヨーグルトはさっき賞味したので別のものを賞味してみることにしました。選んだのが牛乳です。売店の入り口にジュースと並んでいます。サーバーからセルフサービスで紙コップで汲むスタイルです。まあ牛乳だからハズレでも体に悪くはないだろうという考えでしたが……。んまいっ!この牛乳は絶品です。大当たり。まろやかでコクがあって……こいつは持って帰れないのが惜しいです。
牛乳を堪能して出発です。すぐ近くに次の道の駅があります。
道の駅信州平谷です。ここは広いです。道の駅信州新野千石平よりもかなり広い感じです。
道の駅の物産店以外に地元の物産店もある、んでしょうか。見て回るだけでも結構時間が過ぎて行きます。道の駅の敷地外にも飲食店があってこれはこれで困らないと思います。道の駅信州平谷。広い広い駐車場。
でも、でも。
ネバーランドの強烈なネタには負けてしまうかなぁ。ネタで釣っておいてホンモノの牛乳でとりこにされてしまったような気がします。何も買わずに出発しました。そろそろお昼なんですけども、コンビニのパンも残っているし、途中で色々食べたしで空腹を感じません。しばらく走ると巨大な高架橋が見えてきます。中央自動車道です。恵那の長いトンネルを抜けてきたところ、のはずです。しばらく中央自動車道にそって走ります。クルマも増えてきました。昼神温泉郷への分岐点を過ぎてしばらく行くと飯田市の看板です。
カーナビを使って道を確認します。
第1回のR151からのアクセスのときと違うのは飯田市街のより東側からのアクセスであること。
「てことは、先に猿庫の泉に寄った方が効率がいい、か?」
「の、ようだね。そーしますか」
意見が一致して飯田駅の東側をかすめるルートをチョイス。お久しぶりの道をぐいぐい上って猿庫の泉。
まずはカメラを手に泉へ。
変わらぬ静けさの中、シャッターを切ります。そして、水を口に含みます。……いいなぁ。これだけのためにここまで来た価値はあります。何回も来る価値もきっとあります。猿倉の泉へ続く階段。
ペットボトルに水を汲みます。6本もあると大変ですが、家でこの水を味わうためには苦労ではありません。というか、20lのポリタンクをかついで坂道を降りる方が多分大変でしょう。
堪能したころ、どちらからともなく言い出しました。
「そろそろ行くか」
また来ることは判っていますから名残惜しいですけどかまいません。昼食をとっていないのでそれもあります。遅くなってもいいから昼食は道の駅信濃路下條で食べようと決めていました。飯田駅まで坂道を下ります。
商店街を下り、赤門やさんで和菓子を仕入れて……。ありゃ。赤門やさん、シャッターがしまってます。確か不定休だとは聞いていましたが、たまたま当たったとすると残念です。で、今日は木曜日。飯田線オフは長年木曜日開催でしたから一度も休みに当たらなかったのは幸運といってよいでしょう。ま、また来るので問題なし、と意見を一致させて出発です。
R151に戻ります。飯田線の踏み切りを再度越えます。……ん?
「今の看板見てた?」
かねなし氏に訊いてみます。
「や、見てなかった」
「天竜峡ホテルって書いてあったような……」天竜峡ホテルはその名前の通り天竜峡駅前にある温泉ホテル。立地のよさとサービスの割にはリーズナブルな価格が気に入っていて宿泊を伴う冬の飯田線オフの定宿だったんですけど、経営悪化を理由に営業休止となってから3年ほど建物も看板もそのままに放置されていたのでした。駅長の見間違いである可能性もあります。でも、今年の夏、飯田線オフとは別用で天竜峡を通った際、窓を開けて掃除をしているらしい風景を目撃しています。2つの出来事をリンクさせると、もしかして営業再開しているのかも、という期待が生まれました。かねなし氏の了承を得て天竜峡駅へ道を逸れてみることにしました。
R151から天竜峡駅まではカーナビをみると一本道です。しかしなんだか渋滞しています。何かな、と思ったら工事中でした。しかも道を完全にふさいで迂回路を指示されます。前のクルマについて行くとなんだか個人宅の駐車場みたいなところをそろそろと走って、元の道に出ました。うわぁ、田舎ならではだなぁとかねなし氏と馬鹿ウケします。
工事区間を出るとすぐに天竜峡駅でした。あ、こんなに近かったんだ。赤門やさんからここまでのルート、今年の飯田線オフで文市氏が自転車で走りきり、電車で移動したメンバーに圧勝しています。
天竜峡ホテル、新しい看板がかかっていました。素泊まり3800円って激安です!こりゃすごい!1泊2食でも7800円。中でパンフレットでももらえないでしょうか。さんごちゃんを停めて中に入ってみます。がらんとした中できょろきょろしていると中から人が出て来ました。
「また営業するんですか?」
と訊ねました。
そうです、とのうれしい返答。しかも一気にコストパフォーマンス抜群の価格帯まで下りて来てくれました。チラシのコピーをもらいます。
更に嬉しいことに、盆暮れの割増もないとのこと。今年は冬の飯田線オフの開催をしよう。強く決めました。
下條のそばが待っています。道を戻ります。
飯田市を抜けると峰竜太の看板があって信濃路下條です。階上のそば屋に直行します。
今回は少し贅沢に高いセットをオーダーしてみました。美味です。前回の味はフロックではありません。これなら自信をもって人にお薦めできます。
付け合わせに出て来た漬物が琴線に触れたので帰りに調達してみました。続いて遊牧館へ。
前回食べてとりこになったブラウンスイス牛の生乳で作ったソフトクリームを堪能して、お土産に飲むヨーグルトを大量に調達しました。ここでも牛乳を飲んでみたんですが、これは残念ながらよいもの、止まり。おいしくない訳ではなく、おいしいんだけど、根羽牛乳を飲んだ後ではどうしてもあっさりした印象になってしまいます。まあ、こってりした牛乳が好きだという人ばかりではないでしょうからしょうがないですね。
日も傾いて来ました。出発しましょう。
県境まではまだ随分あるはずです。ことさらに飛ばす訳ではありませんが気持ち良いスピードで走ります。ありゃ、あっと言う間に道の駅新野千石平に到着しました。 この頃にはもう秋晴れの青空になっていました。
道の駅信州新野千石平。いい天気。
職場への土産物を調達しました。あとは……と。あ、別の飲むヨーグルトが売っています。長野県内の生産のようで試してみることにしました。
おいしいです。濃厚な味わいは遊牧館のそれに決して負けていない、と思うのですけどかねなし氏の反応は違いました。
「酸味が足りない」
とのこと。なるほど。わからなくはないです。まあ甘味と酸味の絶妙なバランスが遊牧館最強の根拠だと思います。大手メーカーの製品に比べればこれの方がずっとずっとおいしいんですけどね。出発です。県境の峠越えはさんごちゃんには少々辛いですけど国道レベルですから普通のスピードであればもちろん問題ありません。
行き違いも出来ない狭い峠を越えると愛知県です。長野県側に比べれば道は広いですけど勾配は同じくらいきついですからエンジンブレーキを活用して下ります。道の駅豊根グリーンポート宮嶋に到着。
トイレと自販機で飲み物だけ調達して先を急ぎます。もっとも前回と比べて信濃路下條からここまでの到達時間が短いように感じています。かねなし氏に訊ねても同じです。知らない道と1度でも走った道は時間の感じ方が違いますけれども、ただそれだけではないと思うんですが一体なんなんでしょう。夕闇の中を南下するとあっと言う間に湯谷温泉郷です。ここまで来ればもう戻って来たも同然です。クルマの量も増えて来ました。
信号も増えて来たら新城市。すぐにかねなし邸到着です。お疲れさまでした。疲れたけど、こんなに楽しいドライブになるなんて思ってませんでした。次は来年春、桜の時期にしましょうか。季節ごとにくるくる変わる風景が美しいです。
撮影機材:α-9xi 24-85mm Fujichrome100,Velvia100
Caplio G4wide